【まとめ】デキストリンとは?簡単に説明しましょう!

デキストリンっていったい何?と思いません?缶コーヒーに良く入っていますよね。
デキストリンってなんで入っているの?そもそもデキストリンって便通を良くするものじゃないの?と疑問ばかり浮かんできます。
また、デキストリンが危険という意見を耳にしたり、副作用があったりすると聞いたことがある人もいるかも知れません。
僕も同じようにデキストリンにはネガティブなイメージしかありませんでした。科学の知識が乏しいので化学式を見てもよくわからない。
だから、デキストリンについて調べたことをできるだけ簡単に説明していきたいと思います。
さっそくご紹介していきましょう。
デキストリンとは?簡単に説明すると?使用目的は?
デキストリン (dextrin) とは、簡単に言えばじゃがいもなどのイモの仲間やトウモロコシに含まれるいわゆるデンプンです。
そして食品添加物ではなく食品として多くの加工品や飲み物に加えられています。
なぜよく使われるのか?と言うと、デキストリンを使うことで以下のことができるからです。
- 適度なとろみを付けたり
- 食品同士の分離を防いだり
- 凍結乾燥食品の形を維持したり
- 粉末食状の食品をサラサラで均一の状態に保つ
こういったことを加工食品として販売する際に必要なときにデキストリンが使われます。
実際にデキストリンだけで食品としてamazonで販売されています。
参考に販売されているデキストリンがどういうものなのかみてみましょう。
デンプンなのに、デキストリンと名称を変える理由
実際に食品に使われているデキストリンと呼ばれる食品添加物の多くはばれいしょやトウモロコシ、コーンスターチやジャガイモなどのデンプンを原材料として作られています。
ならデンプンと言えばいいじゃないかと思うのですが、デンプンとは少し違うんですね。
デキストリンとデンプンは何が違うかと言うと
大きさが違うんです。
数個~百個くらいの原子からできているものを分子と呼びますが、分子でもこれらは「低分子」と言われます。
また、数千個以上の原子からできているものを「高分子」または「ポリマー」と言います
そして、デンプンは高分子に当てはまり、デキストリンは低分子に当てはまるのです。
だからデキストリンは低分子に分類されます。
すごく簡単に言えばデンプンは大きくて、デキストリンは小さいと言えます。
また、分子の世界では分子の大きさで性質が異なるので、このように名称を原料は同じでもデンプンやデキストリンと呼び名を分けています。
実際にデキストリンの中でも分子量が小さいものが水に溶けやすい性質を持っています。
逆にデキストリンの中でも分子量が大きいものが水に溶けにくい性質を持っています。これを難消化性デキストリンと呼び、トクホ食品や、便秘予防の食品などに使われているんです。
まとめ
缶コーヒーや健康食品などにも使われるデキストリン。
実際のところ、どんな役割を持って食品に入れられているのでしょうか?
子供でもわかるようにとても簡単に説明してきました。
デキストリンはデンプンである。
デンプンだけど、小さいから呼び名がデキストリンと呼ばれている。
使用目的はとろみをつけたり、食品同士をくっつけておくためだったり様々。
デキストリンの中でも、更に小さい部類のものは難消化性デキストリンと呼ばれ、水に溶けにくい性質を持っている。